「別マまんがスクール」の成立と鈴木光明展
2014年10月3日(金)からの企画展示のお知らせです。
展示ページはこちら http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-mitsuaki_suzuki.html
米沢嘉博記念図書館 企画展
「別マまんがスクール」の成立と鈴木光明展
■会場:米沢嘉博記念図書館1階展示コーナー
■期間:2014年10月3日(金)〜2015年2月1日(日)
休館日:毎週火・水・木曜(ただし祝日の場合は開館)。
※特別整理などで休館する場合があります。当館HP、もしくは開館日に電話にてご確認ください。
【展示概要】
1963年末に創刊した『別冊マーガレット』は、1972年には日本の少女月刊誌初の100万部を突破した。この売れ行きを支えたのは、1966年9月号にはじまった「別マまんがスクール」による新人育成システムである。月1回定期的にまんが家志望者の投稿作を細かに添削する、まさに学校(スクール)制度のようなこのシステムは、当時一般的ではなく、画期的なものであった。
100万部時代到来時の看板作家、美内すずえ、和田慎二、忠津陽子などを輩出したこのシステムは、すぐにジャンプをはじめとする集英社のまんが誌全体に採用されてゆき、同社の「新人育成主義」を築く礎となる。
その後もこのシステムのもと、くらもちふさこ、槇村さとる、魔夜峰央、三原順など多くの才能あふれるまんが家が登場した。まんが家であった鈴木光明は、当時の編集長、小長井信昌とともにこのシステム確立に貢献し、1971年からの『別冊マーガレット』での直接の指導、『鈴木光明の少女まんが入門』などの著作によって後進指導に尽力した。
本展示では、別マまんがスクールのシステムと、鈴木光明の役割を紹介し、日本の少女まんがの新人育成システムがどのように成立してきたかに光を当てる。