米沢嘉博記念図書館報

明治大学/米沢嘉博記念図書館からのお知らせなどをお送りいたします。【開館日】平日(月・金のみ)14:00-20:00 土・日・祝12:00-18:00 【休館日】火・水・木、年末年始、特別整理期間

吾妻ひでお展開催!

次回展示のお知らせです。

明治大学では、吾妻ひでお氏の全面協力のもと、切り口を変えたふたつの個展を2会場で開催します。
吾妻ひでおは、日本のマンガやアニメを特徴づけるキャラクターのスタイルや描写、SF的表現などに、さまざまな革新をもたらしてきました。とりわけ、おたく文化の形成におよぼした影響は絶大で、今の秋葉原を彩る多くの絵柄に吾妻作品の遺伝子が引き継がれています。その吾妻ひでおが開拓したさまざまな表現を、豊富な原画とともに、ふたつの展示によって浮かび上がらせます。

吾妻ひでお展特設ページ:http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-azuma.html
吾妻ひでお展チラシ(PDF):http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/pdf/2011azuma_p.pdf

吾妻ひでお美少女実験室

吾妻ひでおは〈美少女〉表現の空前の実験者でした。さながらSF映画に登場するマッド・サイエンティストのごとき創造力で、「美少女のロボ化」「美少女のネコ耳化」「美少女の巨大化」「美少女の増殖」「美少女と変な機械」「美少女と変な生物」など、さまざまな実験を繰り広げました。数々の実験とその豊穣な成果を、後続におよぼした深い影響とともに検証し、展示します。

主な展示品:
「ふたりと5人」「セクシー亜衣」「スクラップ学園」「ミャアちゃん官能写真集」「ななこSOS」「シャン・キャット」ほか、アニパロを含む数々の作品から、さまざまな美少女表現の試みを象徴する典型的な原画を選り抜き、吾妻ひでおのコメントや、モチーフを同じくする前後世代の作品とともに展示します。

会場:明治大学博物館特別展示室(千代田区駿河台1-1 アカデミーコモン地下1階)
期間:2011年4月23日(土)〜5月23日(月) 10:00〜17:00
※会期中無休

吾妻ひでおマニアックス

吾妻ひでおは商業作家として成功した後、コミックマーケットに出展した最初の作家でした。ファンとの距離が近く、ディープなファンが多いことでも知られています。マニアックな視点で選んだファン垂涎の貴重な資料により、吾妻作品の魅力を多角的にとらえます。会期中、数回にわたる展示替えを行います。

【4期各々のテーマと期間】
・マニアックス1:吾妻ひでおのシュールな世界(2月4日〜3月7日)
・マニアックス2:吾妻ひでおのメジャータイトル(3月11日〜3月28日)
・マニアックス3:吾妻ひでおとその周辺(4月1日〜4月18日)
・マニアックス4:吾妻ひでお 日記と自伝(4月22日〜5月29日)

主な展示品:
原画とパネルでみる「不条理日記 しっぷーどとー篇」元ネタ解析、幻の同人誌『へろ』原画版および特装版。ほか、『陽射し』カバーイラスト、「ななこSOS」「失踪日記」「地を這う魚」などの原画を、適宜展示替えしつつ多数公開。

会場:米沢嘉博記念図書館1階展示コーナー(千代田区猿楽町1-7-1)
期間:2011年2月4日(金)〜5月29日(日) 月金=14:00〜20:00 土日祝=12:00〜18:00
休館日:毎週火・水・木曜。ただし祝日の場合は開館します。
※特別整理などで休館する場合があります。当館HP、または開館日に電話で確認・お問い合わせください。

トークイベント「『シベール』のころ」

2月4日(金)よりスタートする吾妻ひでお展の関連トークイベントを行います。
ロリコン(美少女)同人誌の嚆矢として名高い『シベール』について編集人・沖由佳雄氏、参加者・KAZUNA氏にお話を伺います。

タイトル:『シベール』のころ
講師:沖由佳雄、KAZUNA(計奈恵
日時:2011年2月19日(土) 16:00〜17:30
会場:米沢嘉博記念図書館2階閲覧室(千代田区猿楽町1-7-1)
料金:無料 ※会員登録料金(1日会員300円〜)が別途必要です。

トークイベント「ひでおと素子の愛のトークイベント」

2月4日(金)よりスタートする吾妻ひでお展の関連トークイベントを行います。
雑誌「バラエティ」(角川書店)に1981年から1986年にかけて連載された「ひでおと素子の愛の交換日記」のおふたりにお話を伺います。

タイトル:ひでおと素子の愛のトークイベント
講師:吾妻ひでお新井素子
日時:2011年4月24日(日) 16:00〜17:30
会場:明大アカデミーコモン9階 309B教室(千代田区駿河台1-1)
料金:無料